2016年03月03日

【3・23〜28】核と被ばくをなくす世界社会フォーラム2016

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その他詳細はフォーラムのウェブサイトから
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2015年03月24日

★attacカフェ@ラバンデリア[2015-03-28]

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チュニスであいましょう
〜 世界社会フォーラム2015から


 日時 3月28日(土)18:30〜20:30
 場所 カフェ・ラバンデリア(地図
 ※入場無料ですがワンドリンク以上のオーダをお願いします。

 3月24日から28日の日程でチュニジアの首都チュニスで世界社会フォーラムが開催されます。日本から参加されているみなさんとインターネットでつなぐ予定。アラブの春と世界をつなぐオルタモンデリストたちの活躍にこうご期待。がんばれチュニジア!

 今回は「横浜でTICADを考える会」と共催。TICADを考える会は2008年と2013年に横浜で開催されたTICAD(アフリカ開発会議)に対する対抗アクションを取り組んだ市民運動のグループです。前回2013年のWSFもチュニジアで開催され、横浜で現地とつなぐイベントを開催しました。

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2015年03月23日

【Attac France】我々は皆チュニジア人だ!、すべてはWSFに結集せよ!

Tous Tunisiens, tous au FSM !
vendredi 20 mars 2015, par Attac France

原文

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我々は皆チュニジア人だ!、すべてはWSFに結集せよ!
Attac France 2015年3月20日


 チュニジ アを襲ったテロは、憤激と怒りを引き起こした。アタック・フランスは、犠牲者たちと近親者に心からの同情と哀悼を表明する。見たところ、 様々な国籍の観光客、というテロの標的は、9・11以降の『文明の衝突』という 新しい耐え難いロジックを見せつけている。

 不平等と 社会的略奪と生態系の破壊によるこの世界は、狂信を養い、盲目的な暴力の信徒たちにすべての口実を与える。これらの出来事は、チュニジア の市民社会と民主的運動によって準備されたチュニスの世界社会フォーラムが数日 内に開催されるまさにそのときに発生した。われわれは、 チュニジア民衆に、 今即、私たちの連帯と、このオルター世界主義の大きな出会いのときにチュニジ アの友たちと再会するという私たちのさら に強化された決意を、表明する。

われわれは すべてチュニジア人だ!、われわれはみなWSFに結集するだろう!
 
 
タグ:チュニジア
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チュニスから(チュニジア世界社会フォーラム)(1)

2015/3/22, Sun 16:50


FMS Tunisより

小倉です。現地時間(日本より7時間くらい遅い)で午後にチュニジアに到着しました。ドバイ経由でチュニスまで行きましたが、飛行機は満席、中国からの観光客もおり、特に目立って変ったことはなく、空港は前回同様かなり賑やかでした。WSFのボランティアスタッフたちが空港ロビーでミーティングしている現場に遭遇しました。通常通り現地の携帯電話のSIMを調達し、カフェで一服してから市内に移動しました。

空港から市内にタクシーで移動しましたが、市内は各所で警備が強化されていて、放送局など主要な建物の付近は車の通行ができず、宿泊場所までは迂回しました。

ぼくは、ホテルではなく、最近流行りの(?)個人のアパートを旅行者に貸すというタイプのところを借りました。一週間の滞在なのでキッチンがあるのがよかった。値段は、リーズナブルで通常のビジネスホテル並。一泊6000円弱。デモの出発点になるブルギバ(チュニジアの第一代大統領の名前)通りまで徒歩で20分あまり。通りはとくに目立った変化もなく、二年前同様の賑いでしたが、シナゴーグ(チュニジアにも大きなユダヤ教の寺院があります)の前は駐車禁止で警察官が警備していましたが、日本の警察の警備を見慣れた目には、とても緩い感じではあります。

ブルギバ通りは、真ん中がグルーンベルトになっていて前回もここにWSFのテントが設置されましたが、今日までは独立記念日のイベントのテントなどが設置されていて、要所が鉄条網で阻止線がはられていました。こうした阻止線は、2年前もあり、これが今回のテロ対策によるものなのによる強化策なのかかどうかは不明です。そもそもベン・アリ政権下では反政府デモなどほとんどできなかった国ですから、警察が突然民主的になるわけでもないのですが、しかし、にもかかわらず、二年前のWSFのデモは、野党の左派の指導者が殺害された直後という緊張のなかでしたが、驚くほど開放的で、もちろん日本のデモのような過剰警備はなかった。今回はどうなるかはわかりませんが。旧市街のメディナ付近もいつものように観光客への客引きのお兄さんが声をかけてくるなど、日常の風景にテロの面影を感じることはありませんでした。

日本のニュース報道関係者が大挙してチュニジア入りしているということを聞きました。ニュースは、どうしても事件だけを報じて日常の風景をとらえることが苦手です。だから、過剰な雰囲気だけが報じられて、現地にいない人々のパニックをもたらす効果はあっても、現地の人々がこうした出来事のなかで、どのように日常を暮しているのかということへの想像力を得にくくさせているのではないかと思います。結果として、報道関係者や進出企業や政府の外交官たちが情報をコントロールし、かれらとは異なる情報を発信しようとする者たちを余計者として近づけさせないことになり、私たちのが「自己規制」するような恐怖心を煽り、心理的な抑圧効果をもたらすのではと思います。もちろん様々な「不安」はありうるのですが、そのことが、現地の人々の孤立を生み出し、この孤立のなかに、世界社会フォーラムも欧米や日本の覇権に反対する世俗的なオルタナティブを目指す地の人々をも孤立させてしまう。それがまた、テロリズムにとっても、「テロとの戦争」にとっても効果的な暴力の継続をもたらしてしまう。「地元」とか「現地」という言い方はかなりあいまいなのですが、人々のなかには大きな対立や分断があることも事実で、それが「テロリズム」や「宗教的な信条」などをめぐる対立としても、また、世俗主義が左右を問わず陥いった「腐敗」や「縁故主義」による搾取にも象徴されていますが、こうした問題を解決することが暴力(テロリズムであれ正規軍であれ民間軍事会社の傭兵であれ)によって解決できるはずのないものです。そのことを議論し実現するひとつの重要なアクションが世界社会フォーラムだと思います。

世界社会フォーラムの主催者はかなり頑張っていると思います。是非日本からの連帯のメッセージを寄せてほしいと思います。それが世界社会フォーラムに参加する人たちだけでなくチュニジアの人たちの政治的社会的経済的な変革を支援することになると思います。

小倉利丸
 
 
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2015年03月19日

2015チュニスWSF組織委員会のコミュニケ

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2015年3月18日、チュニス

本日、国会近くのバルド博物館で発生した卑劣なテロリストの攻撃を受けて、2015世界社会フォーラム組織委員会は、世界社会フォーラムおよびすべての活動が、予定通り開催されることを宣言する。

この攻撃によるテロリストグループの狙いは、チュニジアおよび同地域が現在経験している民主的移行を頓挫させて、自由、民主主義、および民主主義の確立への平和的参加を希求する市民たちの中に恐怖の状態を作り出すことである。

チュニジアの社会運動、市民運動およびすべての政治機関は、直ちにテロリズムに反対し、テロリズムと闘うために団結を呼び掛けた。これは、チュニジア人が最近の民主的経験をいかに大切に考えているかを示すものである。チュニジアおよび同地域の社会および市民運動は、暴力とテロリズムに反対するために、世界中の民主的勢力のグローバルな支援に期待する。

WSF(2015年3月24〜28日チュニス)へのかつてないほどの大規模な参加こそが、より良い世界、公正かつ自由な世界、および平和的共存の世界のためにオルタグローバリゼーション運動のまっただ中で行動するすべての平和および民主的勢力からの適切な回答であろう。

WSF組織委員会は、民主主義、自由および寛容を危険にさらすテロリズムと宗教的狂信に対して、市民のおよび平和的な闘いを勝利させるために、すべてのWSF構成団体と参加者に、動員およびこの節目を成功させるためにに努力を強化することを呼び掛ける。

2015チュニスWSF組織委員会
コーディネーター
Abderrahmane Hedhili

最新情報はこちら
https://www.facebook.com/fsm2015
  
  
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2013年04月01日

社会運動総会の宣言 - 世界社会フォーラム2013

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社会運動総会の宣言 - 世界社会フォーラム2013
2013年3月29日、チュニジア


私たちは、2013年世界社会フォーラム(WSF)・チュニジアの社会運動総会として、マグレブ・マシュレク(北アフリカ・中東)の人々の人類の文明の建設への重要な貢献を確認するためにここに集った。私たちは、抑圧された人々にとっての脱植民地化が、私たち、世界の社会運動にとって、依然として最重要の課題であることを確認する。

WSFのプロセスの中で、社会運動総会は私たちが多様性にもとづいて結集し、資本主義、家父長制、人種差別やあらゆる形態の差別・抑圧に対する共通の闘いを作り出し、共通の政策課題を練りあげる場である。私たちは、共同の活動の中で一定の進歩をもたらした共通の歴史的経験を、特にラテンアメリカにおいて持っている - その中で私たちは新自由主義の結託を阻止し、自然への心からの敬意にもとづく公正な発展のためのいくつかのオルタナティブ(代替案)を生み出すことができた。

すべての大陸の人々は、力を合わせて、経済発展や政治的安定という幻想的な約束の背後に隠れている資本の支配に反対して闘っている。

今、私たちは岐路にある。反動的・保守的勢力は、2年前にマグレブ・マシュレクにおいて大衆的蜂起によって開始されたプロセス - それは独裁政権の打倒と、人々に押し付けられてきた新自由主義のシステムへの挑戦を促進した - を終わらせようとしている。この大衆的蜂起は世界のすべての大陸に広がり、「怒れる者たち」の運動や公共の場所の占拠(オキュパイ)の運動を鼓吹した。

世界中の人々が資本主義の重大な危機の深まりの影響に苦しんでおり、その中で資本主義の代理人たち(銀行、多国籍企業、メディア複合企業、国際機関、新自由主義に加担している各国政府)は、内政干渉的・新植民地的政策を導入することによって自分たちの利益を増進することを目指している。

戦争や軍事占領と共に、新自由主義的な自由貿易協定や「緊縮政策」は、公共財を私有化し、公共サービスを民営化し、賃金と権利の水準を下げ、失業を増加させ、女性にケア労働の過重な負担を負わせ、自然を破壊する「包括的経済政策」(経済パッケージ)として表現されている。このような政策は、より金持ちの「北」の諸国をより強烈に襲っており、ギリシャ、キプロス、ポルトガル、イタリア、アイルランド、スペインのような国で、移住の増加、強制的移住、立ち退き、負債、社会的不平等を拡大している。

彼らは保守主義と、女性の身体・生活への支配を再び強化している。さらに、彼らは環境危機や食糧危機への解決策として「グリーン経済」を押しつけようとしているが、それは問題を悪化させるだけでなく、生命と自然の商品化、私有化、金融化につながる。

私たちは人々の反乱への弾圧の強化や社会運動のリーダーの暗殺、そして私たちの闘争と私たちの提案を犯罪扱いすることを糾弾する。

私たちは、人々がこの体制的危機のツケを支払いつづけるべきではないこと、そして資本主義体制の中にはいかなる解決策もないことを主張する。ここチュニスにおいて、私たちは資本主義に対する私たちの闘争を導くための共通の戦略を作り上げるために結集するという約束を再確認する。そのために私たち、世界の社会運動団体は以下の闘いを進める:

- 多国籍企業と金融システム(IMF、世銀、WTO)に反対する

彼らは資本主義体制の主要な代理人であり、生命、公共サービス、そして水、空気、土地、種子、鉱物資源などの共有財を私有化・民営化し、戦争と人権侵害を促進している。多国籍企業は資源採掘優先というやり方を繰り返し、生命と自然を危険にさらし、私たちの土地を強奪し、遺伝子組み換え種子や食品を開発し、人々から食糧に関する主権を取り上げ、生物多様性を破壊している。

私たちは、今日、人々への支配、抑圧、経済・金融による絞めつけのためのグローバルな手段となっている不正で不当な債務の帳消しのために闘う。私たちは国家や多国籍企業によって押し付けられる自由貿易協定を拒否するとともに、もう1つのグローバリゼーションを築くこと可能であることを確認する。それは人々から生まれ、人々によって実現されるグローバリゼーションであり、連帯と、すべての人々の移動の自由を基礎とするものである。

- 気候における公正(クライメート・ジャスティス)と食糧主権を目指す

なぜなら、地球規模の気候変動は資本主義の生産、流通、消費システムの産物だからである。多国籍企業、国際金融機関と、それらに奉仕している政府は温室効果ガスを減らすことを望んでいない。私たちは「グリーン経済」を非難し、バイオ燃料、遺伝子組み換え作物、REDD(森林減少・劣化に由来する排出の削減)のような炭素市場メカニズムなどの、気候危機に対する偽りの解決策を拒否する。それらは困窮化した人々を進歩という偽りの約束で誘惑する一方で、それらの人々が何千年ものあいだ生活してきた森林や居住地域を私有化し、商品化する。

私たちは食糧主権を擁護し、食糧および気候の危機に対する真の解決策である持続可能な小農民による農業 - すべての耕す人たちに土地の使用権を保証することを含む - を支持する。このために私たちは、土地強奪を阻止し、現地の農民の闘争を支援するための大衆動員を呼びかける。

- 女性に対する暴力に反対する

軍によって占領地において頻繁に行われている女性に対する暴力だけではなく、社会的な闘争に参加していることに対する処罰として行われる暴力に対しても闘う必要がある。また、私たちは、家庭内暴力や性的暴力に対して闘う。このような暴力は、女性が対象または商品として見られており、女性が自分の身体と心に対する決定権を持つことが認められていないことに原因がある。私たちは女性と少年・少女の人身売買に反対して闘う。私たちは性に関する多様性、ジェンダーの自己決定権を擁護し、すべての同性愛嫌悪や性差別主義的な暴力に反対する。

- 平和のための闘いと、戦争、植民地主義、占領、生活する地域の軍事化に反対する闘い

私たちは、人権擁護や原理主義との闘いという名目によって軍事占領 - ハイチ、リビア、マリ、シリアなど - を正当化する偽りの議論を非難する。私たちはパレスチナ、西サハラ、クルディスタンなどにおける人々の主権と民族自決権を擁護する。

私たちは、紛争を扇り、自然資源を支配および強奪し、(いくつかの国では)独裁体制を助長するような外国の軍事基地の設置を非難する。

私たちは、労働組合、社会運動、アソシエーション(市民団体)やその他の形態の平和的抵抗の組織の自由のために闘争する。イスラエルに対するBDS(ボイコット、投資の撤退、制裁)やNATOとの闘い、すべての核兵器を禁止するための闘いのように、人々の間の連帯という私たちのツールを強化しよう。

- マスメディアの民主化とオルタナティブ・メディアの確立

これは資本主義の論理を打ち負かすために不可欠である。

社会運動総会は、私たちの闘争の歴史と、街頭における人々の力に勇気づけられて、すべての人々に世界規模で調整された日付(後日決定される)のグローバル・アクション・デーに行動を組織し、発展させることを呼びかける。

世界の社会運動は、資本主義体制を打ち砕くために、グローバルな統一に向かって前進しよう!

ノーモア搾取、ノーモア家父長制、ノーモア・レイシズム(人種差別主義)、ノーモア植民地主義! 革命万歳! 人々の闘争、万歳。
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2013年03月10日

【3・30学習会】北アフリカ革命 もうひとつの世界への模索

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北アフリカ革命 もうひとつの世界への模索
〜 横浜でTICADを考える会 第2回学習会 〜


日時 : 3月30日(土)13:30〜16:30(開場13:15)
場所 : 波止場会館 4階 大会議室
交通 : みなとみらい線「日本大通り」駅5分、JR「関内」駅15分
地図 : http://www.hatoba.jp/access.html
参加費: 500円

・北アフリカ革命と日本・アフリカ関係
 高林敏之さん:西サハラ問題研究室主宰

・独裁と新自由主義からもうひとつの世界へ:チュニジア民衆の闘い
 山中達也さん:明治大学商学部助手

・ジャスミン香る世界社会フォーラムから (中継予定)
 小倉利丸さん:横浜でTICADを考える会


 + + + + +

 横浜でTICADを考える会の第二回目のテーマは「北アフリカ革命」です。2011年1月、北アフリカのチュニジアで独裁政権が打倒されたいわゆる「ジャスミン革命」は、その後、北アフリカから中東に拡大し、現在もシリアでは熾烈な争いがつついています。

 2013年3月末にチュニジアで世界社会フォーラム(WSF)が開催されます。WSFは前回のセネガルのダカールの際にも「チュニジア革命との連帯」を掲げており、抑圧と新自由主義にかわるもうひとつの世界を目指す民衆蜂起を支援するという理由から、今回のチュニジアでの開催を決めました。

 北アフリカから東アフリカにかけての情勢は日本とも無縁ではありません。中東の対岸に位置する東アフリカのジブチでは、ソマリア沖の海賊対策を名目に2009年3月から自衛隊が派遣されています。2011年6月には自衛隊史上はじめて、海外恒久施設の基地が米軍基地に隣接するジブチ国際空港内に建設されました。

 北アフリカには「アフリカ最後の植民地」といわれるサハラ・アラブ民主共和国(西サハラ)問題があります。西サハラは1976年から隣国モロッコの軍事的支配下にあります。日本政府は西サハラを国家として承認せず、TICADにも招待していません。日本の国連常任理事会入りを支持するモロッコへの配慮からです。

 北アフリカ革命を、日本とアフリカの関係から考えます。お話は、長く西サハラ問題に携わってきた高林敏行さん、2006〜09年までチュニジアに留学されていた山中達也さんです。WSFチュニジアに参加中の小倉利丸さんと中継を予定しています。

◆ 横浜でTICADを考える会、できました ◆

6月1日から3日まで横浜で「アフリカ開発会議(TICAD)」が開かれます。TICADとは、Tokyo International Conference on African Developmentの略称で、アフリカの開発をテーマとする国際会議。

1993年以降、日本政府が主導し、国連、国連開発計画(UNDP)、世界銀行等と共同で開催し、5年に1度、首脳級会合を東京で行ってきました。2008年の第4回目(TICAD IV)からは横浜市で開催されており、5回目の今回(TICAD V)も横浜で開催されます。

TICAD Vに向けた横浜市のキャッチフレーズは「アフリカ、ともに成長するパートナーへ。」です。TICADには「民間セクター」と称して日本の民間企業が大きく関与しており、政府と企業が一体となってアフリカ進出を促進する基盤をつくることによって、アフリカ自身も成長するという考えが根底にあります。日本企業活動の安全を守るための「テロ対策」についても話し合われています。

わたしたち「横浜でTICADを考える会」は5年前のTICAD IVの際に民間企業が主導するアフリカ開発とは違う視点から学習会を開催しました。今回も引き続き連続学習会などを開催します。5月には第3回学習会、そしてTICAD本番の6月1日には集会とデモを企画しています。ぜひご参加を!

ブログ http://ticakov.hatenablog.com/
e-mail ticakov@gmail.com
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2012年11月21日

【2012/12/1】attac Night Cafe〜WSFチュニジアへの道 その1

12回目の世界社会フォーラム(WSF)は、2013年(イスラム暦1434年)3月にチュニジアのチュニスで開催されます。

2011年2月、警官から露天商いを妨害された一人の青年が抗議の焼身自殺が、強権政治と新自由主義に支えられてきたベン・アリ体制打倒の狼煙となり、北アフリカのマグレブ地域から中東のマシュリク地域にかけて民主化を求める大きなうねりになりました。現在も内戦に発展したシリアをはじめ、各地で民主化を求めるうねりはつづいています。

3月26〜30日の日程で開催するWSFチュニジアは、チュニジア労働総同盟をはじめとする複数の社会運動団体とWSFの国際ネットワークが準備を進めており、チュニジア、マグレブ、マシュリク、アフリカ、地中海地域、および全世界の運動、労働組合、団体、および市民社会の活動家グループに参加を呼びかけています。

今回のattacナイトカフェでは、WSFチュニジアの概況やフランスにおけるマグレブ地域からの移民問題などについて、会員の湯川順夫さんと稲葉奈々子さんに報告してもらいます。

【資料】
世界社会フォーラム2013(チュニス)に関する
マグレブ社会フォーラム運営委員会の声明
http://attaction.seesaa.net/article/298061538.html

日時:2012年12月1日(土)18:30開始
場所:文京シビックセンター3階 C会議室(障がい者会館)
地図:http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html
交通:地下鉄「後楽園駅」「春日駅」徒歩1分
主催:ATTAC Japan首都圏
連絡:attac-jp【アットマーク】jca.apc.org (ATTAC Japan首都圏)
※会員以外の方は参加費300円となります。お申し込みください。

posted by attaction at 20:54 | 世界社会フォーラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月19日

もうひとつのチュニジア〜マグレブ〜マシュリク〜アフリカ〜世界のために!:世界社会フォーラム2013(チュニス)に関するマグレブ社会フォーラム運営委員会の声明

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この声明は2012年10月6-7日にモロッコ・ウジダで開催された「第2回マグレブ移住問題社会フォーラム」において、460人の参加者の前で読み上げられた。
第2回マグレブ移住問題社会フォーラムの画像はこちら。

Sit-in pour l'ouverture de la frontière Maroc-Algérie (Oujda le 7 octobre 2012)
2ème Forum social des migrants (Oujda le 6 et 7 octobre 2012)
https://picasaweb.google.com/102481244443379024442/ScrapbookPhotos
注:マグレブはリビア、チュニジア、アルジェリア、モロッコなど北西アフリカ諸国、マシュリクはエジプト以東のアラブ諸国を含む地域の呼称。

世界社会フォーラム2013(チュニス)に関するマグレブ社会フォーラム運営委員会の声明
2012年(イスラム暦1433年)10月7日、モロッコ・ウジダ(Oujda)

http://www.fsm2013.org

世界社会フォーラム(WSF)2013は、3月26-30日にチュニスで開催される。この決定は、パリおよび2012年7月にモナスティルで開催された国際評議会での決定にふまえて、チュニジアおよびマグレブ諸国の社会運動の間での数度にわたる協議を経てなされた。この決定について、政府機関にはすでに通知されている。

WSF2013の(チュニジア)国内書記局は、下記の団体によって構成される:

UGTT (チュニジア労働総同盟)
FTDES (チュニジア社会的経済的権利フォーラム)
LTDH (チュニジア人権同盟)
ATFD (チュニジア民主女性協会)
Raid/Attac
Tunisian Union of Unemployed University Graduates (チュニジア大学卒業生失業者組合)
AFTURD (調査と発展のためのチュニジア女性協会)
CNLT (チュニジア自由国民会議)
Tunisian Bar (チュニジア法律家協会)

国内書記局は、モナスティルの会議を準備し、チュニジア政府当局との折衝を開始し、新しい社会運動組織を巻き込むために努力し、フォーラムのテーマと地域を拡大するために設立された。チュニジアおよびマグレブ/マシュリク地域全体において、この地域を震撼させた出来事からわずか2年の時点において今も継続している困難にも関わらずである。

WSF 2013国内書記局は、一連の委員会を設立し、それらはすでに数カ月にわたって活動している。国内書記局はマグレブ社会フォーラム運営委員会に下記の計画を提案し、承認された。

2012年
-10月15日: WSF 2013のウェブサイトの公開と、組織およびアクティビティの提案の登録開始
-12月1日: アクティビティの提案の締め切り、提案の発表(担当者の連絡先を含む)
2013年
-1月2-15日: 提案の統合
-1月16-31日: アセンブリの登録と部屋・スペースの割り当て
-2月1-28日: 最終的プログラムの制作、主要言語への翻訳
-3月1-20日: ロジスティック[宿泊・糧食など]の準備、プログラムの印刷、会場の準備
-3月26-30日: WSF 2013
-3月30日: デモ
-3月31日-4月1日: WSF国際評議会

マグレブ社会フォーラム運営委員会およびWSF 2013チュニジア国内委員会は、チュニジア、マグレブ、マシュリク、アフリカ、地中海地域、および全世界の運動、労働組合、団体、および市民社会の活動家グループに対して、この重要な一歩を成功させるために、第12回世界社会フォーラウの組織化および参加を呼びかける。

これまでのフォーラムと同様に、WSFは地域や基本的な活動の中で新自由主義的な経済支配、金融市場の独裁、社会の分裂に抗して闘う、また、民主主義の確立のため、すべての人々の平等のため、連帯、公正、平和のため、環境とコモンズ(共有財産)の保全のために闘うすべての女と男が集う機会を提供する。

WSF 2013を成功させるために、私たちはすべての社会運動団体に対して、このプロセスの準備に参加し、さまざまな準備委員会(運営方法、ロジスティック、財政、通信、動員、青年、女性、文化など)の国際化に協力することを呼びかける。より具体的には、私たちは、チュニスのフォーラムへの最大限に広範な参加を促進するために、人と資金の確保を呼びかける。

マグレブ社会フォーラム運営委員会およびWSF 2013チュニジア国内委員会は、WSF 2013 において「extended」(拡大)」方式のイベントも組織されることを確認する。このextended方式は、希望する団体、ネットワーク、市民社会の運動が、世界のどこからでも、チュニスに派遣する代表の数に関わりなく、WSF 2013のアクティビティーに積極的に参加することを可能にする。

マグレブ社会フォーラム運営委員会およびWSF 2013チュニジア国内委員会は、広範な参加を可能にし、WSF 2013を成功させることを目的として、本日以降、労働組合、団体、新しい運動が全国、地域、大陸、グローバルのレベルで参加できる開かれた、インクルーシブな[包含的な]運営委員会を確立するために広範な協議を進める。

私たちは2013年3月26−30日にチュニスで開催される第12回世界社会フォーラムの成功を勝ち取るために、一丸となって努力する。もうひとつのチュニジア、もうひとつのマグレブ、マシュリク、もうひとつのアフリカ、もうひとつの世界のために!

春の果実を実らせるために! もうひとつの世界を可能にするために!

チュニジア国内委員会およびマグレブ社会フォーラム運営委員会を代表して
アブデルラーマン・ヘディリ(Abderrahman Hedhili)


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2011年04月01日

★☆連帯と希望をもって☆★ 世界社会フォーラム・ダカール報告会

 3月11日、大規模地震、大津波、そして福島原発事故のニュースが世界中に伝えられると、私たちのもとには、世界の様々な団体、個人、機関から、「大丈夫か」という問い合わせとともに、「連帯して希望をもって」というメッセージが寄せられました。昨年大洪水に見舞われたパキスタンから、アフリカは施しを求める存在ではないと主張しているアフリカATTACネットワークから、チュニジア民衆革命を担ったチュニジアの友人から、コチャバンバ民衆宣言の起草に奔走したボリビアの仲間から、そして、モロッコ、ブラジル、インドネシア等々、世界の様々な地域から励ましの言葉をいただきました。私たちはこうした友人たちと世界社会フォーラム(WSF)で出会いました。
 東日本大震災が起きて、一方でまた、WSFは何なのか、と考えるとき、私たちは、ここに、この両者に通じる、あるいは両者をつなぐあらゆる課題があり、かつ、それが、苦しみや模索、葛藤であったとしても、そこに連帯と希望の可能性があるように思えます。
 今年2月6〜11日、セネガル・ダカールでWSF2011が開催されました。WSFとリアルタイムで動いたチュニジアとエジプトの民衆革命、WSFにトラックのキャラバンで国境越えしながらやってきたアフリカの友人たち、雄弁なアフリカの女性たち、WSFでライブをやったユッスー・ンドゥール・・・など、130カ国から7万人とされる今回のWSFは、アフリカ社会運動の躍動とともに、WSFの新たな方向性を示唆していたとも言えます。
 そこで、私たちは、以下の通り、現在アフリカがどのような状況にあるのか、WSFにおける議論、社会運動の展望など、WSF2011ダカールを通じて見えてきたものを、WSF参加者の報告を通じて紹介し、その上で、皆さんと討論したいと思います。関心のある方は、ぜひご参加ください。

[日時] 4月9日(土)14:00〜16:30
[場所] 文京シビックセンター5F会議室C(地下鉄・後楽園/春日)
[報告者]
毛利聡子「WSF10年とダカール・フォーラム」(明星大学)
茂住衛「WSF2011でアフリカはどのように問われたか」(アフリカ日本協議会)
園良太「No-VoxジャパンとしてWSFに参加して」(No-Voxジャパン)
秋本陽子「WSFダカールでの議論およびインタビューから、WSFの今後および社会運動の展望を考える」(ATTAC Japan(首都圏))
[資料代] 500円(ATTAC会員は無料)
[主催] ATTAC Japan(首都圏)、e-mail: attac-jp(a)jca.apc.org (a)を@にしてください。
東京都千代田区神田淡路町1-21-7静和ビル1F-A  Tel/Fax:03-3255-5910,
(*資料準備の都合上、参加を希望される方はeメールでご連絡をください。)
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2011年02月14日

チュニジアとエジプト民衆の闘いを支援するattacの声明

チュニジアとエジプト民衆の闘いを支援するattacの声明
原文

ダカール世界社会フォーラムに集まった世界各地のATTACは、民主制と社会正義を求めて闘ったチュジニアとエジプトの民衆への支持を表明したいと願う。民衆たちは独裁体制からの解放のために、多大な人命という代価を既に払った。彼らは目下、市民たちの、平等な社会の建設にあたりつつ、反動勢力と国際資本による彼らの成果の横取りを警戒している。他の国々でも起こり始めた民衆蜂起が示すのは、パレスチナをはじめとするアラブ圏であれ、アフリカであれ、世界のどこであれ、民衆には自分たちを抑圧から解放する力があるということだ。世界各地のATTACは、これらの闘いが万人の基本権へとつながるよう、2011年3月20日に大規模な行動を呼びかける(この日付についてはダカールに集まった社会運動団体の会議で2月10日に決定した)。

2011年2月10日
ダカール

attacドイツ
attacアルゼンチン
attacベナン
attacブルキナファソ
attacコートジボワール
attacスペイン
attacフランス
attacギニア
attac日本
attacモロッコ
attacノルウェー
attacトーゴ
attacチュニジア
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2011年02月08日

WSFダカールに向けた西アフリカのキャラバン

ダカールに向けた西アフリカのキャラバン
Myriam Bourgy(CADTMベルギー)

 社会運動が成功するには、社会運動の動員が不可欠である。様々な運動の活動家たちが西アフリカの様々な国から集まり、様々なキャラバンを開始した。その役割は、民衆の意識を高め、WSFプロセスに参加するよう可能な限り多くの民衆を語りかけることである。この創造的な戦闘的(ミリタント的な)なイニシアティブにCADTMは人的および財政的支援を提供している。1月28日にコトヌを出発したキャラバン隊は、2月4日、数百人がカオラク(ダカール南西にあり、セネガル第6の都市)に到着する。ここで、キャラバン隊は、CADTMが組織したフェミニストの闘いに関する国際会議に参加する。2月3および4日に、AFROFES(「セネガル女性の地位向上のための協会」:CADTMと連携するアソシエーション)がカオラクでフェミニズムに関するワークショップおよび討論を開催する。最終的には数百人の女性たちがこの活動に参加する予定である。2月5日、キャラバン隊とカオラクの代表たちは、3時間かけてダカールに到着する。ダカールでも同様なスピリットで何ヶ月もの間、南部のヒップホップ運動と連携して組織化が行われてきた。1月29日、6時間のコンサートもあった「Prise de conscience collective!(コレクティブ意識の獲得)」というタイトルのコンピレーション(組み合わせイベント)には、「ゲディアウェイ(Guediawaye)」と呼ばれる労働者階級地区から約5,000人が参加した。ここで、特に強調されたのは、2つのポイント、第三世界の不公正債務に関する意識化とWSFへの動員であった。

2月6日、CADTMはWSFオープニング・マーチに参加する。とりわけ西アフリカからキャラバンでやって来る約200人の代表、ならびに中央および北部アフリカ、欧州、アジア、中南米から参加する代表らとともに行進する。2月6日のダカールで行われるオープニング・マーチでCADTMの隊列に参加してほしい。

 翌日から、CADTMは、パートナー団体とともに様々なワークショップやセミナーを開催する。WSFは最後にテーマ別総会が行われる。とりわけCADTMは、不公正債務総会に力を注いている。これは2月10日午前中に開催され、社会運動の一つである債務帳消しキャンペーンに関わるすべての活動家が参加する。総会は、国際的な社会運動が結集し、2011年および2012年中に行われる動員の日程などが協議される。これらの総会はきわめて重要である。今日、民衆に対する資本主義システムの攻撃に対して、抵抗を組織化することが求められているからだ。

WSFでのネットワーキング

 こうした国際的な会議は私たちのパートナーとの協働作業においてきわめて重要である。WSF終了後2日間、WSF国際評議会と、不公正債務問題のネットワーク会議が開催される。CADTM代表はこれらの会議でWSFの包括的レポートと、途上国の債務問題に関する共同行動の提案、ならびに欧州の債務危機への行動提案を提出する予定である。

原文
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2011年02月04日

世界社会フォーラム・ダカール2011に向かう社会運動団体の行進宣言

ダカールに向かう社会運動キャラバン
世界社会フォーラム・ダカール2011に向かう社会運動団体の行進宣言

2011年1月29日、ブルキナファソ・ウンデ

2011年1月31日

農業国ブルキナ・ファソは、綿工業およびその他の作物栽培に関する問題への代案であると言はんばかりに、2007年から遺伝子組み換え作物(GMO)の栽培に着手した。市民の幸福にほとんど関心がない支配者たちは、それ以来、関係者たち、とりわけ日々働いている農民と協議することなく、農業政策を決定する権利を奪ってきた。今日、GMOに続いて、さらにきわめて重要な2つの問題に私たちは懸念を持っている。土地収奪とアグリビジネスが、資本主義政策およびそれに付随する政策、ならびに国際金融機関によって民衆の権利の剥奪および民衆の支配というロジックを持ち始めていることである。農地および種子が多国籍企業および怪しげなその他の私企業の私的所有物になっている。

この政策は、ブルキナベ(ブルキナファソの民衆)の食料主権を保障する根本原則を非難する。さらに、この新自由主義的政策は、農民の権利に敵対しており、農民を、農業労働者、すなわち権力者に仕える現代の奴隷という状況に追いやるものである。

こうした情勢に直面して、世界社会フォーラム・ダカールをめざして行進している私たち、カメルーン、ベナン、トーゴ、ブルキナ・ファソ、ニジェール、フランス、ベルギーの社会運動団体は、この資本主義政策に反対し、農牧畜労働者組合の闘い、ならびにその尊い労働の成果にふさわしい、かつそうした労働で生計を立てている誠実な農民の闘いを断固として支持する。

私たちは断固たる決意で以下を糾弾する。
・ブルキナベ農業への遺伝子組み換え作物の導入および散布
・土地収奪
・権利が剥奪された農業労働者への農民の転換

私たちはブルキナベ(ブルキナ・ファソの民衆)の食料主権を保障する政策の実施を要求する。

私たちは、家族農業こそが、今でもなお食料主権実施のための現実的かつ信頼できる手段、すなわち唯一の真のオルタナティブであると確信して、私たちは、その防衛に断固としてコミットすること、ならびにその方針で闘っているすべての者たちへの私たちの支持を再確認する。
2011年1月29日、ウンデ発の宣言

原文 attacブルキファソのウェブサイト
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2011年01月28日

西アフリカキャラバンがスタート LANCEMENT DES CARAVANES OUEST AFRICAINE A COTONOU

世界社会フォーラムが2月5日〜11日、セネガル・ダカールで開催されます。
現在、チュニジアの民衆革命が進展中であり、アフリカの友人たちは、チュニジ
アの仲間たちの勇気に鼓舞されながら、キャラバンをしてダカールに向かって行
進を続けています。以下は、キャラバンスタートの報告です。

****

昨日(23日)午後、ベナン・コトヌに、世界社会フォーラムに向かうアフリカの
様々なキャラバンの代表が集まり、出発のイベントを開催した。

参加した代表:
Reverend John Patrick NGOYI:ナイジェリア社会フォーラム、社会フォーラム
キャラバン代表
Emilie ATCHAKA:CADDベナン代表、ベナン社会フォーラム
Amah ESSO Elise:l'ONG GARED代表、トーゴ社会フォーラム
Yacoub BITOCHO:ATTACベナン代表、社会運動キャラバン
Romeo:MSV/No Voxベナン代表、社会運動キャラバン
ABI Samir:ATTACトーゴ事務局長、CADTMアフリカ調整委員、社会運動キャラバ


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2011年01月14日

2011新春attac_Cafe 世界社会フォーラム・セネガル/ダカールへの参加に向けて アフリカ社会運動と連帯および協働するために

 
 世界社会フォーラムが2月6〜11日、セネガル・ダカールで開催されます。今日、アフリカは鉱物資源、投資、農地収奪、紛争、貧困、バイオ燃料、気候変動など、様々な意味で、世界中から注目されています。そこで、私たちは以下の学習会を企画しました。

● 日時:1月23日(日)13:30〜16:00
● 場所:ATTACジャパン事務所
  千代田区神田淡路町1-21-7静和ビル1階A、Tel/Fax:03-3255-5910
(JR御茶ノ水から歩7分、地下鉄新御茶ノ水、小川町から3分)
● 問題提起:茂住衛さん(アフリカ日本協議会)
 「開発のアフリカでもなく投資のアフリカでもなく」
● 連絡先:会場が小さい(20数名程度)ので、参加を希望する方は、事前にメールで
  ATTAC Japan(首都圏) attac-jp(a)jca.apc.org (a)を@にしてください
にご連絡ください。または当日上記に電話連絡願います。

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2010年02月01日

WSFポルトアルグレ

fsm2010.JPG

世界社会フォーラム・ポルトアレグレ
公式サイト

2010年1月25 〜 29日
「10年を経て――もう一つの世界への課題と提案」
39カ国から3万5000人が参加
915のカンファレンス、セミナー、ワークショップ

関連イベント
ポルトアレグレ市内の各所で1月22〜29日に
サンタマリアとカノアスで「第1回社会フォーラム/第1回連帯経済フォーラム」
サンレオポルドで「テクノロジーと自由に関する世界フォーラム」

 + + + + +

ブラジルの社会フォーラムで左翼が資本主義を非難
「ニューヨークタイムズ」1月25日付

wsf2010opening.JPG

(ポルトアレグレ発AP)25日、数万人の左翼が、自由放任の資本主義に反対して5日間にわたって開催される世界社会フォーラムを開始した。サウンド・トラックから流れる大音響のドラムビートとサンバと共に、警察発表で2万5千人の威勢のいい活動家の群衆が、共産主義の旗を振り、社会主義のスローガンを叫びながらポルトアレグレ市内を行進した。活動家たちは企業の強欲が世界を経済不況に陥れたと非難し、石油国有化から動物の権利に至る広範な要求を掲げた。

対照的に、27日からダボスで開催される世界経済フォーラムに参加するリーダーの数はこれまでより少なくなりそうで、スイスへ向かっている金持ちや権力者にとっては、オバマ大統領の銀行への規制が頭を離れないことだろう。
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2010年01月27日

あれから10年:可能なもうひとつの世界のための課題と提案

susan_G20.jpg

あれから10年:可能なもうひとつの世界のための課題と提案
スーザン・ジョージ(Susan George)


2010年1月25-29日、ブラジル・ポルトアレグレで開催されるセミナー「あれから10年」のための報告。TNI(トランスナショナル・インスティチュート)のウェブより:

原題は”Ten years later: challenges and proposals for another possible world”

世界社会フォーラムの集まりはいつも希望に満ちていますが、この1年を振り返って、あまり喜べるようなことはなかったと誰もが感じているのではないでしょうか。この1年のクライマックスは、コペンハーゲンの大失敗でした。これは人類にとって、ただ事ではない悪い知らせでした。また、恐ろしいほど陳腐なG20会合が二度にわたって開催されました。この会合のはっきりした目的は、できる限り早い時期に「ビジネス・アズ・ユージュアル」(これまで通りのやり方)に戻ることでした。G20による解決策は、IMFを消滅から救い出すために、総額7500億ドルもの税金を、何の条件もつけずに差し出すというものでした。こうしてIMFは再び、猛烈な構造調整政策を、その犠牲となる国に押し付ける自由を得たのです。タックスヘイブン(租税回避地)をめぐってちょっとした騒動がありましたが、G20は誰も心配しなくてもいいように対立を収拾し、タックスヘイブンに関するOECDのブラックリストにはもはや該当する国はないという信じられないような発表を行いました。

そうこうするうちに、銀行は各国政府の支援によって瀕死の状態から復活し、そのままこれまで通りのやり方に戻りました。投入された数兆ドルに及ぶ税金の一部が返済されましたが、だからといってすべてのことがよい方向に変わるわけではありません。たぶんいくつかの小さな規制措置が導入されるでしょうが、主要な金融機関に対してグラス・スティーガル法[米国で1933年に制定された銀行法、銀行業務と証券業務を分離。銀行・証券会社の圧力により1999年に廃止]のような規制が導入されることはないでしょう。それらの金融機関は依然として「大きすぎてつぶせないが、救済できないほどではない」という状態のままです。米国の金融機関はこれまでに50億ドル以上のお金をかけてロビー活動を行い、たくさんの規制を廃止させてきました。金融危機は彼らの活動の直接の結果なのです。

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2010年01月13日

WSF2010首都圏分科会の案内 

wsf2010-1-24.jpg
開催日 2010年1月24日(日)
会 場 在日本韓国YMCA 3F-303
    千代田区猿楽町2-5-5
交 通 JR水道橋駅6分、御茶ノ水駅9分、地下鉄神保町駅7分
地 図 http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/map1.htm
参加費 800円(各分科会・全体会・ライブ共通)


午前 9:30〜12:00
もうウンザリ!新自由主義〜みんなで考えよう金融危機への対案
主催:ATTAC Japan(首都圏)、聖コロンバン会

 21世紀は、市場に任せればすべてがうまく行くのだという新自由主義の礼賛で幕を開けました。新自由主義の世界では、金融が膨大にふくらみ、投機とバブルが横行しました。その結果到来したものは、サブプライム恐慌に端を発する金融危機でした。すべてを市場に任せよという新自由主義は、恐慌という現実によって否定されてしまったのです。同時に、金融危機による貧困問題も深刻なものとなっています。私たちは、新自由主義の復活を許してはなりません。これ以上、私たちの尊厳や権利を奪われてはなりません。
 私たちは、通貨取引税を軸として新自由主義の規制と「もうひとつの世界」の構築を考えています。参加者の皆さん、私たちとザックバランな討論を通じて「もうひとつの世界」を考えてみませんか?

午後 12:30〜15:00
温暖化交渉を考える〜南の声を聞け!
主催:ATTAC Japan(首都圏)

昨年12月コペンハーゲンでCOP15(第15回国連気候変動枠組み条約締約国会議)が開催されました。主要排出国は法的拘束性のない形だけの「コペンハーゲン合意」を採択しましたが、京都議定書に代わる2013年以降の枠組み交渉は、具体的な削減数値が採択されないまま閉幕しました。メディアによれば、失敗の原因は、中国をはじめとする各国の利害対立であるとされていますが、地球温暖化交渉にあたり、最も優先されるべきは、社会的公正という観点です。今日、気候変動によって最も深刻な影響を受けているのは、途上国の農民、先住民、女性など、新自由主義グローバリゼーションのもとでマージナル化(周縁)化された地域または人々です。私たちはまず彼/彼女たちの声を聞く必要があります。
 この分科会では、「現在、気候変動で何が起きているか」、温暖化交渉の現状、クライメート・ジャスティス(気候変動に社会的公正を!)という考え方、CDM(クリーン開発メカニズム)などの排出権取引、「具体的に温室効果ガスを削減するには」、REDD(森林減少・劣化からの温室効果ガス排出の削減)という方法、鳩山政権の25%目標、などについて、COP15のクライメート・ジャスティス行動への参加者から報告を受けながら、皆さんと討論し、現在の温暖化交渉の問題点を探り出し、私たちに問われている課題について考えたいと思います。

※WSF2010首都圏の概要は公式ブログで
http://tokyo.socialforum.jp/
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2009年12月01日

2009世界社会フォーラムとアンデス先住民からの呼びかけ

2009世界社会フォーラムとアンデス先住民からの呼びかけ

不都合でない文明の危機
The convenient crisis of civilisation

(英国「ガーディアン」紙2009年2月11日付)
クリストフ・アギトン

グローバルな経済危機はアンデスの先住民たちには、ポストコロニアル[植民地以後]の時代の中で自己を主張する機会を提供しているかもしれない


10万人が参加した今年の世界社会フォーラムは、いたるところで危機がテーマとなった。金融・経済危機、気候の危機、食糧危機をめぐって多くのセミナーが開催された。いくつかのセミナーでは宣言が採択された。特に注目するべき宣言の1つは、「文明の危機に関する先住民からの呼びかけ」である。

この呼びかけは、アンデス地域の先住民組織によって提案されたものだが、南北アメリカ、インド、アフリカからやってきた数十の組織によって支持された。この呼びかけは、文明の危機とは経済、環境そして民主主義の危機の結合であると定義している。そして、解決策として、「よりよく生きる」のではなく、「よく生きる(スマク・カウセイ)」という考え方を提案している。「よりよく生きる」ということは物質的富の成長と、より多くの消費を意味しているのに対して、「よく生きる」ということは生活の質を問題にしており、そこには自然との調和、時間についての生産中心ではなく人間中心の考え方が含まれている。

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2009年08月28日

WSF2010首都圏(仮称)へ! 実行委員会への参加・賛同のご案内

 = = = = = = = = = =
  第2回実行委員会のご案内
  日時 9月3日(木)18:30〜
  場所 総評会館501会議室
     地下鉄「新御茶ノ水」駅B3出口すぐ
  議題 開催地確定、11月集会、その他
 = = = = = = = = = =

 社会運動、労働運動、人権運動、平和運動、環境運動、市民運動、NGO−NPOなど社会的連帯の活動に取り組んでおられるみなさん

 私たちは、2010年1月に「WSF2010首都圏」(仮称)の開催を準備しているさまざまな団体と個人の集まりです。

 WSFは、2010年に10年目を迎える世界社会フォーラム(World Social Forum)の略号です。2001年1月に、同じ時期に毎年スイスの保養地ダボスで開かれる世界経済フォーラムに対抗して、ブラジルのポルトアルグレ市で始まりました。

 世界の政治経済エリートが新自由主義政策を進める場の一つとなってきた世界経済フォーラムに対し、WSFは草の根の民衆が、戦争も、搾取も、抑圧も、環境破壊もない「もう一つの世界は可能だ」を合い言葉に、出会い、語りあい、論じあう空間です。

 その開催地となってきたのは、新自由主義政策のしわ寄せをもっとも被ってきた「南」の地域です。ポルトアルグレ(2001、2002、2003、2005年)に続き、インドのムンバイ(2004年)、ベネズエラのカラカス、マリのバマコ、パキスタンのカラチ(ともに2006年)、ケニアのナイロビ(2007年)で開かれました。以後は隔年となり、2009年はふたたびブラジルのアマゾン河口の都市、ベレンが舞台となりました。

 2008年はというと、世界各地で1月26日に同時分散的に、WSFにつながる取り組みを行いました。日本でも東京の下町、荒川で、それまでWSFに参加、連帯する取り組みを継続してきたグループにとどまらず、さまざまなグループが加わって、地域のみなさんとともに「WSF2008あらかわ」を開催しました。2009年1月31日にも、ベレンのWSFに連帯して、東京・京橋で「WSF2009 in TOKYO」を開催しています。

 そして来年2010年は、ふたたび各国・地域での分散開催になります。

 起こるべくして起こったとも言える2008年からの金融危機は、新自由主義の破綻を決定的に明らかにしました。その一方で、間違った政策のツケは、世界でも日本でも、民衆にまわされています。すでに、雇用構造の柔軟化や一連の福祉政策切捨ての結果、従来は女性や障害者、貧困層などに押し付けられてきた社会的格差の構造が、派遣労働者、パートタイマー、シングルマザー、フリーター、生活保護家庭、非常勤を含む現場の公務員、サラリーマン、中小・零細企業経営者、農民、漁民、雇われ管理職などにも、どんどん広がっていました。そして今回の危機が、社会全体を一挙に貧困のスパイラルにおとしいれました。続きを読む
posted by attaction at 00:21 | 世界社会フォーラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする