2015年06月03日

ネパールの債務の全面的で無条件の帳消しを! ジュビリーサウスからの呼びかけ

ネパールの債務の全面的で無条件の帳消しを!

5月22日

債務と開発に関するアジア民衆運動/ジュビリーサウス


原文(英語)
http://cadtm.org/Total-and-Unconditional-Debt

債務と開発に関するアジア民衆運動(APMDD)とその加盟団体、ジュビリーサウス・ネットワークの仲間たち、そして国際社会の中のパートナーたちは、4月25日と5月12日の地震のあと、生存のために苦闘し、想像を絶する荒廃と苦難と損失に立ち向かっているネパールの人々と共にあります。

またもや、巨大な災害によって、貧困と剥奪の下で生きている人々が直面しているひどい脆弱性に注目が集まり、世界がそれを思い知らされることになりました。最初の地震だけで8000人近くの人が死亡し、さらに多くの人々が行方不明、負傷、飢え、ホームレスの状態に置かれました。

ネパールは後発発展途上国(LDC)の1つであり、国連の人間開発指数の底辺に近く、187カ国中145 番目です。 2014年からのわずかな改善も地震によってほぼ一掃されてしまいました。アジアでは10億人以上の人々が極端な貧困レベルを辛うじて上回る1日1.25ドルから2.50ドルの所得で生活しており、ネパールはアジアの多くの貧困国の1つです。すでに何重もの社会経済的剥奪の下に置かれてきた彼ら・彼女らは、大災害や危機に直面して、以前よりも一層深刻な貧困に陥る大きな危険にさらされています。

ネパールは38億ドルの対外債務の返済のために、2013年だけで2.13億ドルを債権者に支払わなければなりませんでした。この債務はネパールの人々を貧困から脱出させるためにはほとんど役に立っていないにもかかわらずです。債権者の中には世界銀行とアジア開発銀行が含まれます。これらの銀行の融資は、地域共同体を追い出し、環境を破壊し、民間セクターの社会サービスへの投資を優遇するようなプロジェクトにのみ使われ、ネパールの人々を借款と援助への経済的依存の状態に縛りつけてきました。たとえばアジア開発銀行の水プロジェクトへの「譲許的融資」は、中央政府から地方政府にわたるまでにいくつかの段階を通り、そのたびに金利が高くなっています。

ネパールの災害はIMFの災害抑制救援基金(CCR基金)の適用を受けると考えられます。これがネパールの人々の苦難を軽減するかも知れないことは認めるとしても、困窮している人々の救済に条件を付けるような邪悪な行為について指摘しておかなければなりません。救援が実質を伴うためには、IMFはネパールの、2015年が支払期限となる1000万ドルをはじめすべての債務をただちに、無条件で帳消しにするべきです。

IMFはその顧客である国家を通じて強制される財政上の条件をますます厳しくすることによってアジア地域全体に荒廃をもたらしつつある。それは貧困層に不当な負担を強いる消費税の導入から、公共支出の削減、公共セクターのレイオフ、社会サービスの民営化やその他の形での経済の再編まで広範囲にわたっています。その悲劇的な結果として、貧困と不平等の一層の深刻化、今日における広範な人権侵害がもたらされており、それらはすべて「南」の人々にとってあまりにも明白な現実となっています。

私たちはネパールのすべての債務(多国間、二国間および民間)について、国際金融機関、政府および政府の開発融資機関、民間・商業銀行および投資家を含むすべての債権者がただちに、完全かつ無条件に取り消すことを求めます。

私たちはこの重要な時にあたって、ネパールの人々に連帯し、民衆組織/社会運動として、緊急の援助を呼びかけ、公平で、人間的で、持続可能な社会の建設に向けての闘いを進めるために断固とした集団的な努力を払うことを約束します。


第一次賛同団体:

地域および国際的ネットワーク
Asian Peoples’ Movement on Debt and Development (of the Jubilee South network)
LDC [Least Developed Countries] Watch
Migrant Forum in Asia
South Asia Alliance for Poverty Eradication (SAAPE)
CADTM International

バングラデシュ
Bangladesh Krishok Federation [Bangladesh Peasant Federation]
Coastal Association for Social Transformation Trust (COAST)–Bangladesh
Equity Equity The capital put into an enterprise by the shareholders. Not to be confused with ’hard capital’ or ’unsecured debt’. and Justice Working Group (EquityBD)–Bangladesh
​Sushasoner Jonny Procharavizan (SUPRO) Bangladesh
Community Development Library–Bangladesh
Jatiyo Sramik Jote–Bangladesh
Society of Development and Education for Small Households (SoDESH)–Satkhira, Bangladesh
Voices for Interactive Choice and Empowerment (VOICE)–Bangladesh

インド
Environics Trust
Indian Social Action Forum (INSAF)
Nadi Ghati Morcha–India

インドネシア
Aksi! – For Gender, Social and Ecological Justice
Koalisi Rakyat untuk Hak Atas Air (KRuHA) [People’s Coalition for the Right to Water]–Indonesia
debtWATCH Indonesia
Solidaritas Perempuan [Women’s Solidarity]–Indonesia

マレーシア
Monitoring Sustainability of Globalization–Malaysia

パキスタン
Pakistan Kissan Rabita Committee [Pakistan Peasants’ Coordination Committee]
Pakistan Fisherfolk Forum

フィリピン
Aniban ng Manggagawa sa Agrikultura [Alliance of Agricultural Workers]–Philippines
Freedom from Debt Coalition–Philippines
KATARUNGAN–Philippines
Philippine Movement for Climate Justice
RightsNet–Philippines
Sanlakas Pilipinas
Koalisyong Pabahay ng Pilipinas

ネパール
All Nepal Women’s Alliance
Campaign for Climate Justice–Nepal
Jagaran Nepal
Right to Food Network–Nepal
Rural Reconstruction Nepal

スリランカ
Centre for Environmental Justice/Friends of the Earth Sri Lanka
 
 
posted by attaction at 09:56 | 貿易、債務、貧困 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする