金融投機に課税する通貨取引税(CTT)がなぜ必要か、どのように課税されなければならないのか、なぜ新自由主義と闘う必要があるのか、なぜアジアでは重要なのか、どのように問題意識を広めるのか、なぜ公共サービスやGMOなどの課題に取り組むのか、なぜ債務帳消しが重要なのか、など多岐にわたって、attacが取り組むべき、そして取り組んできたことなどを交えながら、話していただきました。分かりにくい金融投機の問題を分かりやすく広めることの重要性なども提起されました。
質疑応答でも、2006年末から始まる中国における金融緩和にともなって人民元の急変がもたらす可能性のある通貨危機、強い円の問題に日本の運動は取り組む必要がある、日本では「自由(リベラル)」の概念が肯定的に受入れられている中でどのように取り組むべきなのかなどについても、ジュタンさんや参加者から提起されました。
また参加された会員からは「トービン税の実現性はどうなのか」という質問もでていました。attacフランスの作ったビデオやジュタンさんの著書『トービン税入門』などをもっと浸透させる必要があると思いました。ぜひ一緒に学習会をしましょう。
ジュタンさんも仰っていたように、通貨取引税はオールマイティーではない、ということです。もうひとつの世界を引き寄せ、世界を変革するための、ひとつの契機としての通貨取引税およびそのための運動であるということだとおもいます。
面白かったのは、フランスでは「金に匂いはない」ということわざがあって、金になってしまえば、汚い金もきれいな金も同じだ、ということなのですが、タックスヘイブンにつながる高速道路(?)で、ふいごをもって通りかかるドライバーに対してふいごを吹いて「いや金には汚い匂いがあるんですよ」というキャンペーンをやったという話を聞きました。
また、学校の数学コンテストのなかに、いかに金融投機で成功することができるのかというコンテストが導入された(されようとした?)際には、教職員組合に働きかけ、それを阻止したことが報告されました。興味深かったことは、当初は、学校のことは外部の人間が介入すべきではない、という教員労組の立場があったのですが、そのような立場と議論などをして、運動の浸透にとりつけた、学校に浸透して勝利したことは自然にもたらされたものではなく、さまざまな取り組みを重ねた、とジュタンさんがいっていたことです。どこの国でも労働組合の壁はあるが、その一方で一緒にできればとても力になるのだな、と妙に納得しました。
この日は、風船を膨らましたり、エビアンを買いに行ったりして忙しく、メモをとる余裕がなかったのですが、ジュタンさんの講演自体は、録音したのでまた早いうちにデータ化してみなさんに提供したいと思います。
参加された皆さんも、メモを取っていらしたようですので、面白かったことや印象に残ったことなど、MLなどに投稿していただければと思います。
ジュタンさんは現在、WEEDというグローバリゼーションに取り組む団体の要請で、トービン税の技術面に関する本を準備しているそうです。また今後もジュタンさんと連絡をとりながら、いろいろな情報を共有化していければと思っています。
どうしても、というのでみんなで記念写真もとりました。和室でジュタンさんには慣れなくて申し訳なかったですが、裸足で元気よく記念写真に納まってくれました。
とりいそぎの報告です

