2011年07月28日

《世界は金融規制を強化できるか》  国連・G20・オルタグロバリゼーション運動  森史朗さん・合田寛さん講演会とシンポジウム



日 時:8月20日(土)13:30〜17:00
参加費 500円
会 場:文京シビックセンター地下1階 アカデミー文京学習室
交 通:東京メトロ「後楽園駅」、都営地下鉄「春日駅」すぐ
    JR中央・総武線「水道橋駅」徒歩10分
主 催:ATTAC Japan(首都圏)通貨取引税(CTT)部会

プログラム(予定)
(1)森史朗さん講演
   『スティグリッツ国連報告』から『パリグループ提言』へ
    …転換点にあるG20 とスティグリッツの戦略》
(2)合田寛さん講演
   リーマンショック以降の世界の金融規制
(3)ATTAC首都圏CTT部会から
   通貨取引税(CTT)の導入に向けて
(4)パネルディスカッションと質疑応答


 2008年9月のリーマンショックの記憶が覚めない中、現在、欧州に深刻な金融不安
が広がっています。特に、財政危機にあえぐギリシャ、アイルランドでは、かなり厳
しい緊縮財政策(austerity policy)が導入され、社会保障や公共サービスが大幅に削
減され、財政破綻に全く責任のない多くの人々にツケが回され、耐乏生活が押し付け
られています。

 こうした破綻の原因は言うまでもなく獰猛な投機マネーの暗躍にあります。前者で
は投機的資金が信用の低いサブプライムローンに流れ込み、後者では、日銀やFRB
(連邦準備銀行)の量的緩和策やECB(欧州中央銀行)の救済資金に目をつけた余剰
マネーが、いつ暴落してもおかしくないような不穏かつ不安定な投機的市場を形成し
ています。 

 しかし一方で、国連やオルタグローバリゼーション運動により、深刻な金融危機の
回避のための努力が行なわれています。'08年秋に、国連のデスコト総会議長(元ニ
カラグア外相)はスティグリッツ氏に専門家委員会の召集を要請し、翌年9月、この
スティグリッツ委員会は最終報告書(邦題「スティグリッツ国連報告−国際通貨金融
システム改革について」森史郎訳)を発表しました。また現在、欧州連合(EU)で
は、市民運動やNGOの声に応えて、金融取引に課税する金融取引税(FTT)の導入を検
討しています。

 こうした状況を踏まえ、今年11月に開催予定のG20首脳会談で主催国を務めるフラ
ンスは、スティグリッツ氏ら専門家による「パリグループ」を組成して提言を作成し
ました。この提言は森史朗さん翻訳、合田寛さん監修で今年5月、ウェブ上で公開さ
れています。

 今回、森史朗さん及び合田寛さんを講師にお招きし、金融取引の実態、今後の金融
規制等について、皆さんにもわかりやすくお話いただきます。豊富な知識と経験に基
づいたお話は私達の理解を深めてくれるでしょう。ぜひ、ご参加ください。

■講演者紹介

◎森 史朗さん
1973年 京都大学法学部卒。同年 都市銀行入行後、3回合併を経験、金融再編の波
にもまれる。
1976年 貿易大学校派遣、90〜95年にかけてロンドンで勤務、99年海外部門統括部長
を務め、金融国際化と自由化を経験。
2002年 銀行を早期退職後、政治経済を研究中。

◎合田 寛さん
1973年 神戸大学大学院経済学研究科博士課程修了。
同年、衆・参両議院公設秘書、政策秘書を務め、2004年退職。
2004年 (財)政治経済研究所主任研究員


■書籍紹介
『スティグリッツ国連報告―国連総会議長に対する国際金融システム改革についての
専門家委員会報告』
J.E.スティグリッツ (著) 森 史朗 (翻訳)
A5版/ソフトカバー/約272頁/1,400円
※ 当翻訳書は、当日会場でも販売する予定です。

『スティグリッツ国連報告』およびパリグループ提言『G20と景気回復、そして…
21世紀のグローバルガバナンスへの課題』については、森さんが主宰する「和泉通
信ブログ」をごらんください。http://izumi-tsushin.cocolog-nifty.com/

posted by attaction at 11:03 | 通貨取引税(トービン税)、金融 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする