2003年06月24日

Q6:金融取引税と、〔フランス政界で〕ベルナール・クシュネールやジャン・ボルローが提案した為替取引税とはどこが違うのですか?

・為替取引税は、外国為替の取引(ある通貨と別の通貨の交換)にかかる税です。

・為替取引税はクシュネールが開発援助、ボルローが地球温暖化対策に充てる目的で革新的財源として提唱しました。税率はごく低く、目的はもっぱら税収の確保で、投機の制限ではありません。というのもあらゆる国際的な為替取引にわずか0.005%の税を課したところで取引量の縮小にはほとんどつながらないからです。[1]。

為替取引税は年間330億ドルの税収をもたらすとされますが、国際公共財の構築に向けた資金としては極めて不十分な額でしかありません。

・金融取引税は、為替取引税とは以下の点で異なっています。

a) 金融取引税は為替取引だけでなく、金融市場におけるあらゆる取引を対象とします。

b) 投機を抑えるために、税率は大幅に(10倍から100倍)高くします。取引の量と回数からして、低めの(ただし為替取引税ほど低額ではないが)税率でも、はるかに大きな税収が得られることになります。

[1] Rodney Schmidt, ≪ la Taxe sur les Transactions Monétaires : Taux et revenus Estimés ≫
Institut Nord Sud, octobre 2007. Voir extraits pp. 4-9
http://www.nsi-ins.ca/english/research/completed/03.asp


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posted by attaction at 14:44 | 通貨取引税(トービン税)、金融 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする