2003年06月24日

Q8:どのような税率を想定しているのですか?

・金融取引税で提案されている税率はさまざまですが、おおむね0.01〜0.5%です。ほとんどの案では取引の種類に応じて異なる税率を考えています。ロドニー・シュミットのように、隠れた費用も考慮に入れて一律の税率を設定すべきだとする専門家もいます[1]。取引の種類によって税率が異なれば、投資家は税率の低い取引に流れるという懸念からです。

・上記の税率だと、1000ドルの株式または債券の取引コストは0.1〜5ドル程度になります。しかも、納税義務はそう頻繁には発生しません(これらの証券を実際に売買する時だけです)。他方、デイ・トレーダーの場合は、もっと頻繁に費用が発生します(毎日、さらには1時間単位で)。したがって税率は、「実体」経済の担い手による折々の取引にあまり影響しない程度に低く、投機的取引には大きな影響を与える程度に高く設定すべきです。

[1] Rodney Schmidt, January 2010


前へもどる
最初へもどる
次へすすむ

arton334.jpg
posted by attaction at 14:42 | 通貨取引税(トービン税)、金融 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする