2010年05月10日

ギリシャ民衆に連帯!!

悲劇、民衆の怒りの爆発、弾圧
ギリシャを暗闇の中に押し込めるIMF 

2010年5月7日 Yannis Almpanis (member of the Network for Political and Social Rights)

5月5日、アテネでは1976年以来最大の労働者のデモがあった。都心の道路はすべて、IMF-EU-ギリシャ政府の緊縮財政計画に反対する何十万もの労働者であふれかえった。群集が何人いたか、正確な数を数えるのは不可能だ。何人抗議していたかという正確な数はどうあれ、明らかに、これは、信じられないくらい労働者の力のすごさを示している。また同時に、ギリシャ国内のいくつもの町で、大規模なデモがあった。アテネで何が起きたかについては、ここのビデオを見れば、イメージをつかむことができる。しかし、これは単なる大規模なデモではない。数十年以来、人々の間にあった憤りが頂点に達したことを表したものだ。何千人もの人々は単に抗議しているだけではない。デモはIMF計画に反対する、権力の嘘に反対する、国の未来の暗殺に反対するギリシャの民衆の爆発へと動いている。何時間もデモ参加者は国会の前で警察と衝突した。そこにいたのは、ブラックブロックやラジカルレフト(radical left)だけではない。ギリシャのビデオで見て取れるように、ここのデモ参加者たちは覆面をしていないし、組織化されてもいない。警察は何時間も催涙弾攻撃をしたが、デモを追い払うことはできなかった。

しかし、突然、群集は静かになった。本当の悲劇が起きた。3人の銀行員がスタジオ通りのマーフィン銀行ビルの中で殺された。ブラックブロック・グループがそのビルの1階にある支店に火炎瓶(petrol bombs)を投げ込んで火をつけ、火は消せなくなってしまったのだ。銀行従業員連合は、火災非常口のない建物に人が閉じ込められたことを明らかにしたが、火をつけた者には言い訳無用である。明らかに3名がいる建物に火をつけたのは犯罪行為である。

政府およびマスメディアはこの流血を利用し、世論を操作しようとした。再度、彼らは共同責任の切り札を使おうとした。同時に、弾圧も最高に達した。デモ参加者は警察から暴行を受けたり、理由もなしに逮捕されたり、カフェに閉じ込められている者もいる。ここから、警官がエクサヘイア広場のカフェの窓を割っているのが見える。

特殊警察が、2001年7月、G8の際にジェノバで起きたディアズ・スクールへの急襲を思い起こさせる全く違法かつ残忍な作戦で、私たちの移民スペース・ソーシャル・センターを急襲し、私たちの仲間に暴行を加え、負傷させた。彼らは我々の事務所を破壊し、戦争略奪品として赤旗を奪っていった。私は、そうした行動命令は出ていないことに注目
しなければならない。警察はまさにギャングのように行動した。数分後、特殊警察は暴力を行使せずにエクサヘイアのアナキストの不法占拠を立ち退かせた。

5月6日木曜日、労働組合と左翼(Left)による新たな動員呼びかけがあった。悲劇によって政治的雰囲気が作り出されたにもかかわらず、25,000人が国会の前を平和的にデモ行進した。夜遅くなって、警察は、デモ参加者の暴力的行為がないにもかかわらず、国会前にいた約1,500人に攻撃をかけ、退散させた。

しかし、木曜日、国会内に新しいニュースが飛び交った。社会党(socialist)の国会議員3名が、IMF-EU緊縮財政計画の採決に反対票を投じた。彼らは直ちに社会党を除名された。しかし、結局、同計画は、PASOK(社会党)、LAOS (人種差別主義の党、極右) およびAntonis Samrasのライバルで右派の元外相のNtora Bacoyanniの賛成で可決された。Samrasは、直ちにBacoyanniを除名した。明らかに、緊縮財政計画の導入後は、政治システムが変わる。Bacoyanniは、PASOKおよびND(右派反対派)とともに新党を設立する意向のようである(モデルとしてい
るのは、ドイツのLiberalsのようである)。

時間がたつにつれて、IMF-EU-ギリシャ政府の計画は労働者にとって破滅的であるだけでなく、ギリシャを袋小路に追い込むものである、と多くの人々が理解してきている。公共部門労働者は給与が約30%カットされる。(公的および民間部門)の年金受給者も年金が15〜30%削減される。若年労働者は、最低賃金以下(約580ユーロ)の給与になる。結局、2014年に、万事、計画通りに進めば、債務は150%(現在115%)になり、GNPは2009年の数値を5%下回ることになろう。
周知のように、現実は常に計画(とりわけIMFの計画)よりも最悪である。経済は最悪の低迷状態に落ち込んでいる。少なくとも今年は-4%だろう。そうした低いGNPでも公的債務のすべては返済できない。早晩、債務は再交渉になり、一部の民間債権者は損失に遭遇するであろう。ますます明らかになってきているこの見方は、市場を極度に不安定にしている。働く者の破産はすでに始まり、そのうち国家も破産するであろう。

我々の目の前にあるのはアルゼンチンだ。

posted by attaction at 07:35 | 貿易、債務、貧困 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする