2018年04月13日

【4・7】attac首都圏の年次総会を開催しました

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2018年4月7日、ピープルズ・プラン研究所にて、ATTAC Japan(首都圏)第17回総会を開催しました。福岡や愛知からの参加も含め17名。来年に向けての提案もあり、活発な総会になりました。「会計報告」では「期末に駆け込みでの会費納入が相次ぎ、何とか黒字化」とうれしい誤算?

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会員の日野さんからの「石巻だより」をはじめ、静岡の佐久間さんからの「草の根論壇」誌の発行、長野の下伊那の田島さんからの手紙など各地の会員のみなさんの様子も共有しました。2年に一度の運営委員の改選では、立候補した前期運営委員4人が再選されました。

『ピープルズ・プラン研究』の白川真澄編集長が講演したattac caféでは、資料を縦横に使ってアベノミクスの緻密な検証がなされました。講演後の討論では、アベノミクスへの対抗軸をどこへ置くのかで議論が大いに盛り上がりました。(砂押)

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タグ:総会
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最近のこと・・・石巻からの便り(日野正美・会員)

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【311東日本大震災で被災した石巻在住の会員の日野さんから、総会に宛てて近況が寄せられました。総会でも配布しましたが、多くの方に読んでもらいたいということでブログに掲載します。タイトル・小見出しは運営委員会で付けました。上記画像は日野さんが事務局長を務める「放射能汚染廃棄物の焼却処分に反対する石巻地域の会」の通信第1号の表紙】

 3.11東日本大震災から7年が経ちましたが、宮城県では東電福島第一原発事故で放出された放射性物質で汚染された廃棄物の焼却処分をめぐって各地に反対する住民組織がつくられ、それらが横につながりながら国の施策を止めてきました。

◎規制緩和で燃やしてよくなった放射性廃棄物

 放射性物質汚染対処特別措置法は、事故以前の「原子炉等規制法」におけるクリアランスレベル(資源としての再生利用や一般廃棄物として処理処分が可能な基準)100bq/kgから80倍の8000bq/kgにしました。ですから8000bq/kg以下は、一般ゴミと同じで廃棄物処理法に従って再生利用や焼却、埋め立てをしてもいいということになったのです。

 8000bq/kg超える廃棄物は、「指定廃棄物最終処分場」を県内一か所作って保管しようとしましたが広範な県民と処分場建設予定地の住民と自治体の共同した闘いで破綻、「8000bq/kg以下のものだけでも焼却して一般廃棄物最終処分場で埋めてしまえ!」というのが県の施策だったのです。

◎宮城県の「焼却方針」に反対してたちあがる

 各地でクリーンセンター(焼却場)周辺や一般廃棄物処分場の周辺の特に子育て世代の住民が子どもを守るために声を上げています。石巻市でこの問題に取り組み始めたのも、処分場の近隣にやっとの思いで住居を建て安心して子育てをしようとしていた矢先に放射性焼却灰を埋め立てるということで反対運動に立ち上がった人々と巡り合ったからです。

 昨年末、宮城県知事が、焼却を予定している県内の4圏域の広域行政事務組合の理事長(4圏域の首長)を集めて、「焼却できるところから焼却を始めよう!」と恫喝をかけたことから焼却を強行する自治体が出始め、すでに焼却処理の予算を計上している県南の圏域では3月20日に住民の声を無視して焼却を強行しました。

◎石巻では予算が可決されるも付帯決議を歯止めに


石巻市でも2月議会で焼却処理費を2018年度予算に計上して、反対する住民の連日の議会傍聴や抗議申し入れ、地域での署名運動などをしながら予算撤回の取組みを展開してきました。市議会の環境委員会の委員は、私たちの計画した学習会に足を運び学習して、石巻市に一度立ち止まって丁寧な審議をすべきだという意見も出されました。しかし、予算は可決されてしまいましたが、慎重に実施すべきだとする「付帯決議」も同時に可決されました。ガス抜き的なものではありますが、「付帯決議」を一つの縛りとして焼却させない取組みを進めていこうと考えています。

 焼却処理費の予算化で、「子どもの命と健康を守る」活動を始めた子育て世代の住民たちへの「あきらめ」を強要する自治体の狙いを明らかにしながら彼ら彼女らをサポートして「焼却させない」運動を進めて行きたいと思っています。

◎「惨事便乗型」の発電所計画を止めよう

 一方で被災地を利用した石炭火力発電所やバイオマス発電所の建設が軒並み進められています。環境アセスが不要な出力レベルぎりぎりの発電所が仙台や石巻の津波浸水地域に用地を確保して、発電した電力とその儲けは首都圏や大阪へ、環境破壊と健康破壊は被災地へ押し付ける「惨事便乗型」が宮城県知事の進める「富県戦略」=「創造的復興」と歩調を合わせて、大企業を呼び込み推し進められているのです。仙台パワーステーション(石炭火発:関西電力と伊藤忠が親会社)の差し止め訴訟(120名超す原告団)も仙台地裁で始まり、被災地を利用した環境破壊を許さない運動も拡がりを見せています。 

◎規制緩和で儲けは企業に、健康・環境被害は住民に

 石巻では日本製紙と三菱商事パワーが親会社の石炭火力発電所(木質バイオマスが3割)が3月から営業運転を始めており、一関市の「放射能汚染ほだ木」(シイタケ栽培の木)を他のチップを混ぜ合わせ燃料として使用する「産業利用」なることが強行されようとしています。発生責任者である東電と国がやるべきことを自治体に押し付け、挙句の果てに企業の儲けに規制を緩和し、住民には健康と環境破壊を押し付けるということがまかり通っているのです。

◎女川原発の再稼動をとめよう

 東北電力は女川原発2号機の再稼働を2018年後半に予定していましたが、2019年以降
に先送りすることを表明しました。昨年、原発再稼働反対で宮城知事選を闘った市民たちが中心になり「再稼働の是非を県民投票で決めよう!」と「県民投票を求める署名運動」を開始する準備会議を2月から開始しています。原子力規制委員会で適合性審査に合格すると、宮城県や立地自治体(石巻市、女川町)に同意が求められてきます。知事を含めた三人の首長だけの同意で再稼働を決めるのではなく、県民の意見で是非を決める「県民投票」の実現のために取り組みを強めていきます。

◎「復興」の陰で孤立する被災者へのまなざしを

 先週の日曜日、石巻市内における最後の復興公営住宅が完成し開所式がありました。仮設住宅の解体作業も始まりましたが、一方で復興住宅での被災者の孤立が新たな問題となっています。仮設住宅の隣から聞こえてくる生活音から抜け出せたものの復興住宅の隣とのコンクリートの壁が新たな「孤立」を生み出しています。仮設住宅が残っていたころは、復興住宅で友人を作れなかった住民は、元住んでいた仮設住宅に通ってその「隙間」を埋めてきました。しかし、仮設住宅が解体され心の拠り所をなくした被災者は、復興住宅に移ったものの見知らぬ土地で新たにゼロから始まる人間関係作りをしなければならず、高齢化がそれに拍車をかけて部屋の中に「引きこもり」に。

 まだまだ空地があるも、街も建物も新しくなりつつありますが「心の復興」が社会的課題として残されていることを最後に記しておきます。

日野正美

posted by attaction at 10:05 | 人権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月09日

System Change Not Climate Change!持続可能?いや、変革こそ!〜ドイツ・ボンCOP23 もうひとつの報告会

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System Change Not Climate Change!
持続可能? いや、変革こそ!
ドイツ・ボンCOP23 もうひとつの報告会


★報告
・根岸恵子(attac首都圏・アーティスト)
・寺本 勉(ATTAC関西グループ)


日時:5月13日(日)13:00-17:00 
会場:ATTAC事務所(千代田区神田淡路町1-21-7 地図
参加費 500円

※参加申込は attac-jp@jca.apc.org まで。
 会場はもう少し大きなところに変更するかもしれませんので必ず参加申し込みをしてください。

◎ 京都議定書もパリ協定も、気候変動の元凶である資本主義には一切手を付けない。2017年11月、ドイツ・ボンで気候変動枠組み条約締約国会合(COP)が開催された。長たらしい名前の裏に潜む「気候の商品化」という企みに世界中から政府・企業関係者が群がる。COPを先進国と資本の論理が主導している限り、地球は自滅の道を歩いていく。痩せ衰えた白熊に涙を流しても、枯れゆく森や死滅する珊瑚を憂えても、人々が生活を顧みなければ地球は救えない。

◎ 報告者の一人、根岸恵子さんは、数年前から「大地と自由を取り戻せ」と叫び続けている。世界で起きている「Take Back to the Land」や「Free Food Project」の運動のなかで、土地さえあれば人々は種を植え育て食べることができる、それを分けあうことできる。COP対抗アクションなかで「Via Campensina」と出会って、小規模な農業とエネルギーなどのすべての地産地消による還元的な仕組みが地球を救うのではないかと思えてきたという。

◎ もう一人の報告者、寺本勉さんも、世界社会フォーラムなどに参加してきた。「もうひとつの世界は可能だ」という世界社会フォーラムのスローガンから、COPを包囲する社会運動は「変えるのは気候ではなく体制だ」というよりラディカルなスローガンを掲げつつあるという。資本主義がもたらした気候変動に対して、資本主義の枠組みによる「対策」が可能なのか、この体制こそ持続させてはならないのではないか、という根源的な問いが国際会議を包囲する民衆から叫ばれている。

◎ 《IRRINTZINA》(バスク語で“叫び声”)というフランスのドキュメント映画がある。2015年パリCOP21に世界中から温暖化に抗う人々が集まった。なかでも画期的な活動をしたのは「オルタナティバ」と呼ばれる自転車でやってきた元気のいい活動家たちだ。彼らはBIZIというバスクの市民団体で、ナルボンヌから原発やノートルダムでランド空港反対のためにスクオットしている地域を回り、パリCOP会合に対して叫んだ。カメラは気候変動を促すメガバンクに抗うattacフランスの行動も追う。報告会では、興味津々のこの映像の予告編を見ながら、議論し、そして叫ぶ! 

posted by attaction at 16:19 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする